「ほう!」な話『「ほう!」な話』は福岡県弁護士会の弁護士が西日本新聞紙上で執筆している法律コラムです。
最新のコラムは水曜日朝刊に掲載されます。

2023年2月22日

紛争解決センターが利用できます

▼Q 1年前に妻の弟に100万円を貸しました。ところが、なかなか返してくれません。義弟は遠方に住んでいるので、なかなか話せません。争いたくはありませんが、どうしたらいいでしょうか。

▼A 法律問題の解決手段は裁判だけではありません。裁判以外にも、簡易裁判所の「民事調停」があります。また、各地の弁護士会などの「あっせん手続」もあります。いずれも話し合いによる和解で紛争解決を目指す手続きです。

福岡県弁護士会では「紛争解決センター」があっせん手続を行っています。ここでは、経験豊富な弁護士があっせん人になります。公平・中立の立場で当事者の間に立ち、トラブルについて双方の言い分を聞いた上で、話し合いで解決できるようにお手伝いします。手続きは非公開なので安心してください。

また、電話やビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使えることが、当会のセンターの大きな特徴です。弁護士会に出向かなくても自宅で話ができます。解決のためにはお互いが話し合いの席につくことが必要ですが、弁護士会に出向く負担がありませんので、ご相談のケースでも、相手が話し合いの席につく心理的なハードルが低くなり、スムーズな話し合いにつながることが期待できます。なお、解決に合意した場合の和解書も郵便で取り交わせます。

同センターのあっせん手続を利用する場合は、まずは弁護士にご相談ください。弁護士からセンターを紹介します。福岡県弁護士会の法律相談は、ナビダイヤル=(0570)783552(なやみここに)=で予約してください。

西日本新聞 2月22日分掲載(真鍋亮平)

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