「ほう!」な話『「ほう!」な話』は福岡県弁護士会の弁護士が西日本新聞紙上で執筆している法律コラムです。
最新のコラムは水曜日朝刊に掲載されます。

2024年3月6日

ジュニアロースクールで議論を

▼Q 中学1年生の娘が裁判官になりたいと言い出しました。でも、仕事内容はよく知らないようです。今後、何が必要ですか。

▼A 裁判官になるには、司法試験に合格し、司法研修所の司法修習を受けます。検察官や弁護士になる方法も同じです。司法修習中にどれか決める人もいますし、裁判官から弁護士に転身する人もいます。

このように、裁判官、検察官、弁護士の法曹三者が同じカリキュラムで養成され、同じ法的素養を共有しているのが日本の司法制度の特徴です。

法曹に共通する技術とは、きちんと議論ができること。事実関係が正確で、理由が的確なら、意見の説得力が上がります。意見が対立する場合でも、相手の意見を理解した上で反論する必要があります。日常生活でも大事なことですが、法曹は仕事としてこれを行っています。

そんな法曹の仕事を体験できるのが福岡県弁護士会が開催する「ジュニアロースクール」。主に中高生を対象に、今年は3月28日に福岡市中央区の福岡県弁護士会館で開催します。

今回のテーマは「野球場の廃止問題」です。野球場を使ってきた野球チームと「騒音」が迷惑だという住民がいるという想定で意見を聞き、グループ間で議論し、グループとしての意見をまとめてもらいます。本物の弁護士もアドバイザーとして参加し、議論の進め方などをアドバイスします。

ジュニアロースクール」は参加無料。同弁護士会のホームページから予約してください。

西日本新聞 3月6日分掲載(畑田将大)

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