「ほう!な話」

2012年1月12日

弁護士が無料で出前授業

(1)出身地(2)結婚・出産を理由とする解雇は許されるか-福岡市の中学校に弁護士が出張して実施した授業のテーマです。教員による寸劇を見て、子どもたちに議論してもらいます。

(1)については「許されない」で満場一致。ところが(2)は意外にも「許される」が圧倒的多数でした。理由は「会社に迷惑が掛かるから」「子どものためにも育児に専念すべき」など。

そこで弁護士が「女性だけが仕事か結婚・出産のどちらか一つを選ばないといけないのは、おかしくない?」「解雇以外に方法はないのかな?」と揺さぶりをかけ、反応を待ちます。

最終的には(2)も「許されないのでは」という意見が増えてきました。授業後には「結婚、妊娠をしても仕事を辞めなくていいと知ってうれしかった」「法律なんて自分に関係ないと思っていたけれど、自分たちの生活を守ってくれているんですね」などの感想が寄せられました。

この授業は、法や決まりの意義を考えてもらう「法教育」の一環です。社会科だけでなく、総合学習や道徳、家庭科でも対応できるよう、教員と弁護士が教材開発などに取り組みながら知恵を絞っています。

3月末までは無料で実施中。本物の弁護士と接するだけでも子どもには良い刺激になるかもしれません。いつもとは少し違う「白熱教室」をやってみませんか。
申し込みは福岡県弁護士会法教育センター=092(741)6416=へ。九州各県の弁護士会もそれぞれ無料で取り組んでいます。

西日本新聞 1月12日分掲載(梅津奈穂子)

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