「ほう!な話」

2014年8月6日

第三者を交えて解決策を探る

▼Q 3カ月分の家賃滞納を理由に大家から退去を要求されました。就職先が見つかったので今後は払えるのですが。

▼A 家賃滞納を理由に大家から契約を解除され退去を求められることはあります。常に大家からの解除が認められるわけではありませんが、この場合は3カ月滞納なので法的に契約解除が認められる可能性があります。もっとも、今後は家賃を支払える見込みがあるので大家との話し合いがうまくいけば退去せずに済むかもしれません。

ただ、当事者間で話し合いをしても感情的になって話がまとまらないこともあるでしょう。裁判所の民事調停を利用することを勧めます。裁判所の調停委員が中立な立場で互いの話を聞き、当事者の合意による解決を目指します。弁護士が代わりに調停委員に事情を説明することもできます。身近なもめ事で裁判を起こすことまで考えていない事案では中立な立場の人を介して話し合うことで、円満な解決ができる場合もあるのです。

第三者を交えた協議で解決策を探る姿勢は学生の頃から身につけておきたいものです。弁護士会では、今年も中高生を対象としたジュニアロースクールを開催します。今回は大家と借主のトラブルを題材に互いの言い分を聞きながら、話し合いによる解決を試みる体験をしてもらいます。

◆23日午後1時から午後4時半まで福岡市の西南学院大法科大学院で。申し込みは11日までに福岡県弁護士会=092(741)6416。

西日本新聞 8月6日分掲載(守田尚弘)

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