「ほう!な話」

2011年5月12日

開運、霊感商法に注意を

「このままでは不幸になる」「このブレスレットを身につければ運が開ける」などと不安や恐怖をあおり、品物を売りつける悪質商法(開運商法、霊感商法)の被害が増えています。

最近のスピリチュアルブームの中、占いや風水、自己啓発セミナー、心理療法、超能力、チャネリングなどを売り物として活動する者・団体が、同様の手口で効能の明確でない商品の購入を巧妙に勧める被害もあります(スピリチュアル商法)。「効果がない」とクレームをつければ「あなたの悪霊を追い払うには、さらにこれが必要」ともっと高額な商品を勧める例もよくあります。

複雑化した現代社会、健康上の不安や心配事がある人、人間関係に疲れている人、将来に絶望感しか抱けない人は少なくありません。悪徳商法は、そうした心の隙や弱みを逆手に取り、科学的・合理的な裏付けのない先祖の因縁やたたりを持ち出し、不安や恐怖を極度にあおって正常な判断ができない状態に陥れます。そして「問題解決に必要だ」と偽って高額な商品を買わせたり、祈祷(きとう)料などの名目で費用を払わせたりするのです。

本人が被害に気付いたときには相当な時間が経過し、既に多額の投資をした後だった-というように、実害がすぐには分かりにくいのも特徴です。クーリングオフなど解約できる場合があるので、諦めずに専門家に相談してください。

◆天神弁護士センター=092(741)3208。

(要予約・30分5250円)

西日本新聞 5月12日分掲載(小宮通充)

目次