「ほう!な話」

2011年7月7日

知的財産権 理解し活用を

AKB48の曲を店で流したい▽こだわりのホームページを作りたい▽新しい商品やサービスに親しみやすい名前を付けたい▽会社の名刺や封筒を印刷屋さんに作ってもらいたい・・・。こうした場合に共通して気を付けなければならないことは、何でしょう。

正解は「知的財産権」です。これには特許権、意匠権、商標権、著作権などが含まれ、一般の事業者や個人が知的財産権やこの権利に関する法律に留意しなければならない場面は、意外と多いのです。

例えば、AKB48のCDを正規に購入しても、店で流すには別に著作権料を支払わなければなりません。せっかく商品名や店名を考えても、ある日突然、第三者に「商標権を侵害している」などと指摘され、使えなくなることもあり得ます。また、新しい名刺や封筒を作っても、別の印刷屋さんに増刷をお願いするには、デザイナーの承諾をもらわなければなりません。

こうした知的財産権の内容を十分に理解して活用しないと、思わぬ失敗につながります。一方で知的財産は、原料や設備がなくても技術力や創造力さえあれば、人知のみで生み出せる無限の資源。その権利を上手に利用すれば、自分のアイデアや創作を大きく育てることも可能です。知的財産のことで困ったら弁護士に相談してください。

◆天神弁護士センター=092(741)3208(要予約・30分5250円)

西日本新聞 7月7日分掲載(田中雅敏)

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