「ほう!な話」

2011年12月15日

18日に「茶のしずく」電話相談

最近、新聞などで「PL」という言葉を目にする機会が増えました。「Product Liability」の略で、欠陥製品によって消費者が被害を受けた場合、その製造業者が負う損害賠償責任、すなわち「製造物責任」を意味します。

1980年代半ばになると、高度な科学技術を応用した製品の流通を背景に、製造業者は過失がなくても損害賠償責任を負うべきだという考え方(無過失責任)が世界的な流れとなりました。日本でも94年、PL法(製造物責任法)が制定されました。

2010年10月、厚生労働省が小麦加水分解物を含有する医薬部外品や化粧品について、小麦アレルギーに関する注意喚起を促しました。これを受けて今年5月、「茶のしずく石鹸(せっけん)」で知られる福岡県大野城市の業者「悠香」が自主回収を発表。加水分解コムギ末の含まれたせっけんを使った消費者が、パンや麺類を食べて運動などをしたときに小麦アレルギーを発症し、重症者も相次いだからです。

現在販売されているせっけんに加水分解コムギ末は含まれていませんが、数百人規模に上るとされる被害者を救済するため、福岡、佐賀、鹿児島など全国各地で弁護団が結成され、PL法の適用と被害の救済に向けた取り組みが始まっています。

このせっけんによるアレルギー被害110番=092(724)2644=を18日(日)午前10時-午後4時に開設します。無料電話相談です。気軽にご相談ください。

西日本新聞 12月15日分掲載(朝見行弘)

※このイベントは終了しました

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