「ほう!な話」

2010年7月16日

巧妙化する暴力団の手口

暴力団が私たち市民に近寄ってくる手口はどんどん巧妙化、不透明化しています。

目立つのが、居酒屋や、ママ1人で切り盛りするスナックにみかじめ料(用心棒代)を強要するケース。おしぼりや植木のリース契約、小物アクセサリーの販売契約を結ぶなど、正当な商取引の形式をとるため、一見して違法(不当)とは分かりにくい手口が増えています。

先日、福岡市の繁華街・中洲のクラブやバーなど複数の店舗から、絵画のレンタル料という名目で十数年にわたり、みかじめ料を取り続けていたことが発覚しました。このケースには、今年4月に施行された「福岡県暴力団排除条例」が初めて適用され、公安委員会が中止するよう勧告を出しました。

この条例は、事業者の暴力団利用を禁止するほか、不動産所有者が暴力団事務所に使用されることを知りながら契約した場合を規制対象とするなど、市民の側にも暴力団との関係を遮断することを求めています。

とはいえ、暴力団を恐れるあまり、被害に遭っても相談すること自体をためらうケースが少なくありません。それでは暴力団の思うつぼ。各県の弁護士会も市民対象暴力に関する相談を受け付けています。暴力団追放に向けて力を合わせましょう。

▽福岡県弁護士会は24日午前10時~午後4時、
無料電話相談(092(724)2644)を実施。

来所による相談は前日までに予約を(092(741)6416)

西日本新聞 7月16日分掲載(恩穂井達也)

※このイベントは終了しました

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