「ほう!な話」

2015年5月6日

子ども権利条約の理念でしつけ

▼Q うちの子は、戦闘ゲームが大好きで、学校から帰ると家でゲームばかりしています。このままでは人の痛みを想像できない大人になるのではないのか不安です。

▼A 親としてとても悩みますね。でも、子どもの考えを聞かずに全て親の考えだけで決めてしまうことは問題です。日本も批准している「子どもの権利条約」が考え方のヒントになるかもしれません。

条約は子どもに自己の意見を表明し、その意見が年齢および成熟度に従って考慮される権利を保障しています。まずは、子どもの気持ちや意見に耳を傾けることが必要です。一方で条約は親が子どもが発達する能力に適合する方法で子どもに指示、指導を与える責任や権利、義務を尊重すべきことも規定しています。その際には「子どもの最善の利益」という考え方を基本に置くことが大切です。

今回のケースでも、親の考えを一方的に押し付けるのではなく、戦闘ゲームのどういうところが楽しいのかなど、お子さんの意見や考えに耳を傾けた上で意見を率直に伝えて話し合いましょう。一律に禁止するのではなく、ゲームの回数や時間などについてルールを作ることも考えられます。

福岡県弁護士会は、子どもの権利条約批准20周年を記念したシンポジウムを23日午後1時半~4時半、福岡市の西南学院大コミュニティセンターで開きます。問い合わせは同弁護士会=092(741)6416。

西日本新聞 5月6日分掲載(柳 優香)

※このイベントは終了しました

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