「ほう!な話」

2011年6月30日

弁護士過疎をなくすために

弁護士といえば、ヒマワリを連想する人も多いはず。松嶋菜々子さん主演のドラマ「ひまわり」の影響かもしれません。弁護士バッジにはヒマワリの花弁があしらわれ、真ん中に秤(はかり)が配置されています。ヒマワリは自由と正義、秤は公正と平等の象徴。裏には各弁護士に与えられた登録番号が刻まれています。

このバッジを着ける弁護士が不足している地域があります。2008年9月時点で、弁護士1人当たりの人口が3万人を超える弁護士過疎地域は116カ所あり、うち4分の1にあたる28カ所が九州にありました。

こうした状況に対し、日本弁護士連合会は津々浦々にヒマワリの花を咲かせようと、基金をつくって法律事務所を設け、東京や大阪から弁護士を派遣して対応してきました。九州弁護士連合会も過疎地域に積極的に赴く人材を育てるため、福岡市に「あさかぜ基金法律事務所」を開設。現在、九州で21カ所に増えた「ひまわり基金法律事務所」で活躍する日を目指し、弁護士6人が先輩の指導を受けながら日々研さんを積んでいます。

法律の専門家がいないために不正行為がまかり通るようなことがあってはいけません。トラブルや紛争が法によって適切に解決され、ヒマワリに込めた「正義と自由」が地域の隅々にまで行き渡るよう、地道に活動を続けています。

◆天神弁護士センター=092(741)3208(要予約・30分5250円)

西日本新聞 6月30日分掲載(松坂典洋)

目次