「ほう!な話」

2011年3月3日

過失分を補える人身傷害保険

「人身傷害補償保険」をご存じですか。(1)責任の確定や過失の程度の決定を待たず(2)自分や家族が契約している保険から、あらかじめ定められた一定の基準に基づき、治療費・休業損害・慰謝料などの支払いが受けられる-のが特徴です。

すなわち、この保険に加入していれば、加害者やその保険会社と交渉する前に、一部ではありますが、発生した損害を補填(ほてん)することができるのです。

とりわけ被害者側にも過失があり、しかもその割合が大きな場合は多いにメリットがあります。本来、過失の分は加害者から損害の回復が受けられないからです。この保険を使えば、結果的に、加害者からの賠償と相まって、損害をすべてカバーできる可能性が出てくるのです。

こうしたメリットもあるので、交通事故に遭ったときは、加害者側の保険だけではなく、被害者自身やその家族が加入している自動車保険の契約内容も確認することをお勧めします。

最近は、自転車の事故で高額な損害賠償が問題となる事案が増えています。個人賠償責任保険や自動車保険、火災保険、ゴルファー保険などの特約で対応できるものがあります。頭の片隅に置いておきましょう。この機会に、自分や家族が加入している保険の契約内容を、もう一度確認してみてはいかがでしょうか。

◆交通事故被害者サポートセンター=092(741)2270。

(毎週月~金、午後1~4時。電話相談無料。その後の初回の面談相談も無料)

西日本新聞 3月3日分掲載(福井慎一郎)

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