「ほう!な話」

2014年1月22日

法教育でいじめ根絶を

▼Q 友達がいじめられていたとき、見て見ぬふりをしている自分が嫌になりました。どうすればいいですか。

▼A いじめは、耐え難い精神的・肉体的苦痛を与え、自殺に追い込んで命をも奪う重大な人権侵害です。

2011年に大津市の中学校で当時2年生の男子がいじめを苦に自殺するに至った事件は、大きな社会問題となりました。いじめをなくすには、あなたのように見て見ぬふりをする多くの「傍観者」一人一人が、いじめ問題に関心を寄せ、勇気をもって「やめよう」と言える雰囲気をつくることが重要です。

そのためには、いじめられて悲惨な状態にある子の気持ちを理解することはもちろん、いじめる側の内面の葛藤や悩みにも目を向けるなど、普段から自分とは異なる他者の立場で物事を考えることが必要です。

また、昨年9月に「いじめ防止対策推進法」が施行され、いじめは法的に禁止されました。この法律を活用した本格的な根絶が期待されます。

弁護士会は子どもたちを対象に、他者の立場で物事を考えること、個人の尊重、立憲主義、自由や公正といった法の基礎となる価値を理解してもらおうとジュニアロースクールや出前授業といった「法教育」を実践しています。今まで無関心だったあなたも参加してみませんか。

◆福岡県弁護士会が主催するジュニアロースクールや出前授業の問い合わせ先=092(741)6416

西日本新聞 1月22日分掲載(廣津洋吉)

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