「ほう!な話」

2010年6月18日

女性の権利110番利用を

「あの、離婚をしたいのですが・・・」。電話の向こうで相談を始める声には、戸惑いと不安が入り交じっています。夫が留守の間に、そっと電話をかけてくる人もいます。

各地の弁護士会は、男女共同参画週間(23~29日)に合わせ「全国一斉女性の権利110番」を毎年実施しています。中でも多いのは、夫婦関係について。夫の暴力を訴える相談者は少なくありません。プロレスの技だといって首を絞められた人、殴られなくても「誰に食わせてもらっているんだ」などと言葉の暴力を受ける妻たち・・・。

ほかにも、セクシュアルハラスメントや性被害など、さまざまなトラブルを抱えた女性たちから電話がかかってきます。

一方、そもそも何について悩んでいるかさえ分からなくなって電話をしてくる人も結構多いのです。1人で抱え込んでいると、問題が解決しないどころか、悪い方にばかり目が向いてしまいます。

その迷いは、自分で決められることなのか、それとも専門家のアドバイスが必要なことなのか。

ドメスティックバイオレンス(DV)であれば、シェルターなど他の機関との連携も必要になってきます。1人で悩むには限界があります。先日、信号待ちで声を掛けられました。振り向くと、数年前に離婚事件で委任を受けていたAさん。当時は働かない夫からの暴力もあり、顔色も悪かったのですが、今は新しい人生に踏み切った自信にあふれています。

私たちも一緒に考えます。まずは1本の電話をかける勇気を。女性の権利110番の日程は、各弁護士会のホームページをご覧ください。

福岡地区は23日=092(724)2644。

西日本新聞 6月18日分掲載(原田恵美子)

※このイベントは終了しました

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