「ほう!な話」

2011年6月23日

「即現金」のヤミ金に注意

改正貸金業法が施行されて1年。借入総額が年収の3分の1に制限され、収入を証明する書類の提出が必要になるなど借金しにくくなったため、逆にヤミ金を利用する人も後を絶ちません。もっとも最近は、業者の取り締まりが強化され、ヤミ金の形態も変化しています。

例えばダイレクトメールや広告でよく見かける金貨の「即現金化」。5万円分の金貨を後払いで購入し、買い取り業者に転売すると3万円の現金を手にできますが、5万円の代金の支払い義務は残る-という仕組みです。貴金属や壺(つぼ)、プラモデルなどの場合もあります。「即現金化」に釣られますが、融資目的であり、結局は借金をして法外な金利を払うのと同じです。

保証人に迷惑がかかる、自宅が担保になっているなどの理由で、返済のために借金を繰り返すケースも相変わらず多いようです。1人で抱え込んでも、債務が膨らむばかりです。

解決方法はあります。まずは借金の正確な残高を知ること。実は請求書に記された残高は、法改正前の高い金利を前提としていて、専門家が計算し直すと法的に正しい額とは違っていることが少なくありません。見極めるためにも早めの相談をお勧めします。

◆福岡県弁護士会の借金に関する無料相談
天神弁護士センター(要予約)=092(741)3208▽多重債務電話相談(土曜日午前10時-午後1時)=092(721)6778

西日本新聞 6月23日分掲載(西岡里恵)

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