「ほう!な話」

2014年12月10日

開業資金 友人からの借金に注意

▼Q 脱サラして長年の夢だった天然酵母を使ったパン店を開業したいと考えています。資金がないので友人に出資してもらい会社を設立しようと計画していますが、気を付けることがあれば教えてください。

▼A 個人事業主と比べて会社は法人税や社会保険などの負担が増し、会社の設立登記も必要になります。まずは、会社設立をする必要性があるのか慎重に検討すべきでしょう。

会社設立を選択した場合はどうでしょう。友人が議決権の過半数の株式を有することになった場合、経営方針について対立することになれば、株主総会決議によってあなたは取締役を解任されるなど、経営に携わることができなくなるおそれがあります。友人がどの程度出資しているか、どのような株式を所有するか注意が必要です。

友人が店の経営に興味がないなら議決権がない株式を発行するか、あなた自身や会社が友人から単にお金を借りるという方法も。事業計画を作成すると金融機関から融資を受ける際に助かります。公的機関に認定された弁護士など専門家が関与することで事業資金の融資金利の引き下げが可能になります。

創業時は検討しておくべくことがたくさんあります。そもそも何をしたらよいのかわからないのが普通でしょう。そのような場合は、お早めに各地の中小企業の支援団体や弁護士へご相談ください。

◆福岡県弁護士会の相談窓口案内=(0570)783552(なやみここに)。

西日本新聞 12月10日分掲載(松井 竜介)

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