「ほう!な話」

2012年9月22日

検察審査会、「補助員」の制度も

▼Q 検察審査会は市民で構成されるそうですが、法律の専門知識がなくても務まるものなのでしょうか。

▼A 検察審査会は、無作為の抽選で選ばれた11人の市民が、検察官の下した不起訴の判断が適切かを審査する制度です。審査会で、法律に関する専門的な意見を聞く必要があると判断された場合には、弁護士に「審査補助員」を委嘱することができます。

審査補助員の職務としては、検察審査会法により「法令の解釈の説明や法律上の問題点、証拠の整理などを行うこと」と定められています。また、審査補助員は「(審査会の)自主的な判断を妨げるような言動をしてはならない」と規定されています。

とはいえ、法律に詳しくない市民審査員が専門家の意見に引きずられはしないか、審査が非公開ということもあり、心配する声があります。もちろん審査補助員となる弁護士は、法の趣旨を尊重して取り組んでいます。審査の非公開については審査員の自由な討論を保証するためですが、その是非について本質的な議論をする必要があるかもしれません。

福岡県弁護士会の場合、審査補助員候補者のリストを作成しており、審査会の議決があれば、その順番で推薦しています。また、審査補助員の職務のあり方などについて検討し、きちんと職務が果たせるよう支援する態勢をとっています。県内ではこれまで9件の活動実績があります。

◆福岡県弁護士会の相談窓口案内=(0570)783552(なやみここに)。

西日本新聞 9月22日分掲載(森山大輔)

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