「ほう!な話」

2012年10月20日

なりすまし「サクラサイト」ご注意

▼Q ある芸能人から「悩みを聞いて」とのメールが届き、何度もやりとりしていたら数十万円も請求されたのですが・・・。

▼A その芸能人はインターネットのサイト業者に雇われた「サクラ」だと考えられます。ファン心理を利用して芸能人やマネジャーになりすましてサイトに誘導し、メール交換などの有料サービスを利用させて高額な料金を請求する詐欺的商法で「サクラサイト商法」と呼びます。

会社経営者や社長令嬢、大富豪を名乗る場合もあります。手口はさまざまで「相談相手になってくれればお金をあげる」「話し相手になってくれたお礼に遺産を受け取って」などと金銭の供与をちらつかせ、メールの送受信を繰り返すたびにサイトの有料ポイント購入を続けさせたりします。

最初のうちは無料にして油断を誘い、話が進むと「以降は有料メールでないと連絡が取れない」、連絡をやめようとすると「見捨てるのか。冷たい人だ」「分かってくれるのはあなただけ」などとあの手この手で続けさせようとし、被害者は深みにはまるようです。

被害の回復には、詐欺を理由としたサイト業者への損害賠償請求などが考えられます。ただし、ポイント購入後にサイトが閉鎖されたり、メール交換ができなくなったりすると解決は相当困難です。

被害直後の迅速な対応次第では解決も可能です。おかしいと思ったら、すぐに各県の弁護士会の窓口にご相談ください。

◆福岡県弁護士会の相談窓口案内=(0570)783552(なやみここに)。

西日本新聞 10月20日分掲載(染谷翼)

目次