「ほう!な話」

2013年7月10日

自転車事故 代理人交渉も

▼Q 歩道を歩いていたら自転車に衝突されました。けがの治療費、休んだ仕事の給料分を払ってほしいのですが、交渉の仕方が分かりません。

▼A 自転車の事故が急増しています。自動車と違って保険に加入していない場合が多いため、加害者と直接交渉になったり、加害者が学生や無職で収入がなかったりして賠償問題が難航します。さらに、後遺症の認定手続きも自動車のように制度が整っていません。

けがの治療で余裕がない、相手と接触するのが苦痛だ、過失割合についてもどう言い分を伝えていいか分からない-。こうした場合は、各県の弁護士会が運営している紛争解決センター(ADR)を利用してみてはいかがでしょう。利用手数料は1万500円程度です(成立手数料は別途必要)。

そこでは、必要書類に本人が記入するだけで申立書の作成ができ、弁護士に依頼する必要はありません。また、自分が直接行けない場合は代理人を選べます。代理人は原則、弁護士ですが、事案の内容や当事者との関係により、特別に許可を得れば弁護士以外の人にもできます。

紛争解決センターでは、経験豊富なベテラン弁護士があっせん人としてお互いの事情を聴き取り、争点を整理して公平中立な解決を目指します。質問のケースでも、双方の言い分をよく聞き、話し合いの中で最終的な解決を図ることになります。

センターを利用するには弁護士の紹介が必要です。まずは各県弁護士会が設けている法律相談センターに問い合わせ、紹介状や申立書式をもらってください。

◆福岡県弁護士会の相談窓口案内=(0570)783552(なやみここに)。

西日本新聞 7月10日分掲載(家永由佳里)

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