会長　大神　昌憲（48期）

みなさま、こんにちは。

◆日本公認会計士協会北部九州会との懇談会・懇親会

8月25日、当会と日本公認会計士協会北部九州会（以下「公認会計士協会」といいます。）との懇談会を福岡県弁護士会館で開催し、その後場所を移して懇親会を開催いたしました。

この企画は、4月の挨拶回りの際、公認会計士協会の宮本義三会長から是非とも福岡県弁護士会館を訪問したいとおっしゃったことをきっかけに実現したものです。

当日は、まずは、公認会計士協会の執行部の方々に当会の会館を見ていただき、その後の懇談会では会員が受講した研修を会がどのように把握しているかなどについて協議を行いました。

公認会計士協会では日本公認会計士協会が一元的に（全会員が所持している会員カードを用いてデジタルで）把握しているので問題は生じていないとのことでした。これに対し、弁護士会は、日弁連、各弁連、各弁護士会がそれぞれ研修を行っているため、せめて受講義務がある倫理研修だけでも日弁連が一元的に把握する必要があるのではないかと感じました。

◆KBCラジオ　PAO～N「まずは、弁護士に聞いてみよう！」

9月8日午後2時36分ころから約10分間、福山聖業務事務局長とともに、標記のラジオ番組に、グリーン・ベンゴレンジャーとして生出演をいたしました。

初めての経験で若干緊張いたしましたが、部会毎に会館が4つあることや、法律相談センターが県内に16箇所あること、今年7月の豪雨災害に関する面談相談などは無料であることなどをお話しさせていただきました。

◆福岡専門職団体連絡協議会の定期大会及び懇親会並びに「国家資格の専門職による合同説明会」

前記のラジオ番組出演の後は、福岡専門職団体連絡協議会（いわゆる専団連）の定期大会及び懇親会に参加いたしました。今期の幹事会は福岡県社会保険労務士会ですが、次期幹事会は日本弁理士会九州会です。

今年は、定期大会に先立ち、主として大学生等を対象にした「国家資格の専門職による合同説明会」が開催されました。大学生等が110名ほど集まり盛会だったとのことでした。詳しくは 8月の会長日記に合同説明会のチラシを掲載していますので、そちらを是非ご覧ください。

◆第4回ローエイシア福岡人権大会

9月2日にはソラリア西鉄ホテル福岡の宴会場においてローエイシア福岡人権大会のウェルカムレセプションが、そして、9月3日及び4日には福岡県弁護士会館においてローエイシア福岡人権大会が開催されました。

当初は、国内外を合わせて150名ほどの参加を見込んでいましたが、事前登録者数は301名（日本215名、海外17カ国86名）、9月2日の実参加者数は221名（日本166名、海外13カ国49名、同伴者6名）、9月3日の実参加者数は253名（日本193名、海外15カ国60名）、9月4日の実参加者数は157名（日本102名、海外15カ国55名）と、非常に多くの参加者を得ることができました。

9月2日のウェルカムレセプション前には、日弁連の小林会長等とともに、ローエイシア会長（香港の女性弁護士）及び次期会長（インドの男性弁護士）等の表敬訪問を受けました。その際は、表敬訪問というよりも、次の諸点について意見交換が行われるとともに、記念品の交換も行われました（当会からは博多織の扇子を贈りました。）。

• (1) コロナ渦後、香港の若手弁護士は週に2日リモートワークを要求するようになり、それに柔軟に対応しないと事務所を辞める者が続出している問題。日本にそのような問題は発生していないのか。
• (2) 女性のトップ（会長）を輩出するための工夫、支援策等はあるか。
• (3) 地球温暖化で太平洋諸島諸国に深刻な影響が出ているが、日弁連は環境問題にどのように取り組んでいるのか。

私は、9月3日の人権大会開会式において、英語で開会の挨拶をさせていただきました。

ウクライナ国民の人権問題や法の支配に関するスピーチをいたしましたが、当会の小鉢副会長がそのスピーチを個人的に録画してくださった動画を見せてもらいますと、何とか英語になっていたようで、安心いたしました。

開会式後の全体セッション1「武力紛争や大規模人権侵害：被害者救済のための弁護士会の協働」において、ウクライナの弁護士に対する支援とともに、ロシアの弁護士に対する支援が議論されたことには深い感銘を受けました。

当会は、昨年度、私費留学する会員に対する留学支援金の支給制度を新設いたしましたが、私費留学は時間的・金銭的に難しくとも、例えば当会がローエイシアに会員として加入し、当会の会員が国際会議に多く参加するようになることは非常に意義深いことであると感じました。

ローエイシア福岡人権大会の運営に当たってくださった準備委員会及び国際委員会の委員の方々には心より感謝申し上げます。