会長日記
2022年4月1日
会長 伊藤 巧示(45期)
会員の皆さま、こんにちは。この4月号が皆様のお手元に届くころは、既に新年度となっており、新執行部も活動を開始していると思います。会員の皆様のご協力のおかげで、われわれ2021年度執行部も任務を終えることができました。心より感謝申し上げます。
月報4月号には、新執行部の役員就任挨拶が記載されていますが、会長日記は4月号までは私が担当ということになります。
したがいまして、これまで同様、2月上旬以降の重要行事について、お伝えしたいと思います。
◆第二東京弁護士会・札幌弁護士会との交流会(2月11日金曜日)
2月11日は建国記念日で祝日ですが、第二東京弁護士会と札幌弁護士会との交流会が開催されました。
開催日の日程調整をしていたころは、全国的に新型コロナも少し落ち着いていたころでした。二弁も札幌会も、三連休であることから、金曜日に開催し、その後の懇親会は福岡でおいしい食事をして、土日を観光にあてるという計画だったようですが、年明けからの感染者増大のため、泣く泣くオンラインで実施されることになったものです。
当会執行部9名、二弁執行部全員7名、札幌弁護士会9名が参加しました。それぞれから協議題を提出するのですが、都市型公設事務所・ひまわり基金法律事務所の人材確保の問題、若手支援の取組について協議がなされました。
◆大連市大連市律師協会とのオンライン交流会(2月24日木曜日)
当会と大連律師協会との交流会は、1992年の日中法律家協会の福岡のメンバーが大連市を訪問したのが最初ですから、それから数えればちょうど30年になります。2010年には正式な友好協定を締結し、以来、隔年の相互訪問が恒例の行事となっていました。
私も事務局長をしていた2006年2月に大連を訪問し、交通事故の裁判を傍聴したり、刑務所を見学したりしました。迎賓館での懇親会も盛大に行われました。今回の交流会での挨拶でも述べましたが、懇親会では羽田野節夫会員が、即興で切り絵を披露し、「龍」の切り絵を瞬く間に完成させ、双方から拍手喝さいを浴びたことをよく覚えています。
今回の交流会もコロナ禍のため、昨年度同様、渡航ができないことから、両会をオンラインでつないで交流することを提案したところ、大連側も賛同したので、オンラインで開催されました。
交流会では、大連律師協会の任広盛氏から、「RCEP(東アジア地域包括的経済連携)発効後の弁護士の役割」について発表があり、続いて、当会の新里浩樹会員から、「日本の外国人高度人材受入れ制度」についての発表がありました。
たとえオンラインであっても相互の交流はこれまで同様継続することが重要だと思います。その意味で、今年も交流会を開催できたのは本当に嬉しく思いました。
◆第2回臨時総会(3月9日水曜日)
3月9日午後5時15分から会館2階大ホールにおいて、本年度最後となる第2回臨時総会が開催されました。
本年度は、本年5月の定期総会は3回目の緊急事態宣言下での定期総会開催となり、9月の臨時総会も緊急事態宣言下での臨時総会開催でしたが、3回目の総会にして初めて緊急事態宣言下ではない状態で開催されました。しかし、福岡県のまん延防止等重点措置が解除されたばかりなので、5月や9月の総会同様、感染防止対策に留意しながら開催することとし、また、できるだけ多くの会員に総会を傍聴していただくという観点から,WEBでの傍聴もお願いしました。
総会では、特に、共同法人制度(弁護士および外国法事務弁護士が社員となり法律事務を行う「弁護士・外国法事務弁護士共同法人」制度)創設に伴う多数の規程改正等が必要となりましたが、採決漏れを防ぎつつ、時間を効率的に使うため一括採決の方法を採用し、大きな混乱もなく議案はすべて可決されました。