会長日記
2023年8月1日
会長 大神 昌憲(48期)
みなさま、こんにちは。
◆令和5年7月豪雨災害
福岡県では、2023年(令和5年)7月7日からの記録的豪雨により、各地で大規模浸水、河川の氾濫、土砂災害などの災害が発生いたしました。これらの災害により被害を受けられた方々に対し、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
当会は、7月11日に災害対策本部を設置し、
- (1) 当会が県内16ヵ所に設置している法律相談センターにおいて上記災害関連の法律相談を無料で実施すること、
- (2) 臨時の無料電話相談 や出張無料相談を実施すること
- (3) 災害ADRを実施すること、
- (4) 被災ローン減免制度(自然災害債務整理ガイドライン制度)の相談体制を充実させること、
当会は、福岡県や関連自治体等と連携し、会をあげて被害を受けられた方々の支援に取り組む所存です。
◆福岡市医師会との懇談会・懇親会
7月26日、当会と福岡市医師会との懇談会・懇親会を開催いたしました。コロナ渦で中止になっていましたので、4年ぶりの開催となりました。
当会からは執行部5名と弁護士業務委員会から5名の合計10名が参加し、福岡市医師会からは平田泰彦会長をはじめ合計12名が参加されました。
懇談会のテーマは、福岡市医師会側から提案がありました「カスタマーハラスメント対応について」でした。
福岡市医師会が会員である医師にアンケートを取ったところ、回答があった会員のうち、4割を超える会員が患者等から暴力等を受けたことがあるとの結果だったそうです。
当会からの出席者のうち、医師に対するカスタマーハラスメント対応の経験があったのは私のみでしたので、私が事例報告をさせていただきました。
その後、酒席を共にし、福岡市医師会の役員の方々との懇親を深めるとともに、今後の連携・活動についても話が弾みました。
◆弁護士会会員と執行部との懇談会
7月31日、「女性会員が執行部に入ってみたら・・・」というテーマの懇談会が実施されました。
- (1) なぜそんな大変なところにわざわざ入ろうと思ったのですか?
- (2) ズバリ!執行部をやって良かったことは?
- (3) 「通したワガママ」がありますか?
- (4) 執行部期間中のワーク・ライフ・バランスは?
- (5) 通常業務との折り合いはどうしていましたか?
福岡県弁護士会の執行部経験者全員が執行部をやって良かったというお気持ちであることを知り、非常に嬉しく思いました。
ちなみに、私は、平成19年度、平成27年度及び今年度に執行部に入っていますが、部会長を含めた執行部内の女性会員は、平成19年度は0名、平成27年度は1名、そして今年度は4名であり、徐々にではありますが、確実に執行部に入る女性会員が増えています。
男女を問わず、執行部が激務であることは間違いありませんので、今後の執行部の担い手のために、執行部が行っている会務を如何に合理化していくか、引き続き検討し実行していく考えです。
◆弁政連・緑陰の集い
8月6日、78回目の広島原爆の日に、国会議員の方々をお招きし、日本弁護士政治連盟福岡県支部の主催で、「緑陰の集い」が開催されました。
「緑陰」とは「青葉の茂った木立のかげ」を意味する夏の季語ですが、8月6日は気温が36度を超える猛暑日となり、文字通り「緑陰の集い」となりました。
福岡県から選出された国会議員ご本人9名並びに秘書・代理の方10名、合計19名の参加を得て、「司法修習生『谷間世代』問題について」と「再審法改正について」をテーマに、当会の活動報告を行いました。
こうした地道な活動が、谷間世代問題の解決そして再審法改正に繋がっていくことを強く願うばかりです。