会長日記

2018年5月1日

会長 上田 英友(40期)

今回の会長日記はインタビュー形式でお届けします。

Q まずは自己紹介をお願いします。

はい、福岡県弁護士会の2018年度の会長に就任した上田英友(うえだ ひでとも)と申します。福岡生まれの福岡育ち、弁護士になってちょうど30年の56歳です。会長には2018年4月1日に就任し、任期は1年です。
家族構成は妻と子ども2人です。趣味はずっと続けているテニスです。

Q 役員一覧も拝見しましたが、みなさんの笑顔がいいですね。さて、弁護士会の会長として、どんなことに取り組むお考えですか?

まずは、市民のみなさまに気軽に弁護士や弁護士会を利用してもらえるように、法律相談センターなど、弁護士に相談できる機会の充実を図ります。

Q 法律相談センター?それはなんですか?

えっ?そうですか、まだ市民のみなさまには知られていないんですね。最近当会が実施したアンケートではだいたい4割の方がご存知でしたが・・・。
法律相談センターとは、福岡県弁護士会が運営する弁護士の相談場所で、県下17箇所にあります。

事前に予約を取っていただき、その時間にお越しいただければ弁護士に相談ができます。料金は基本的に30分5400円です。
知っている弁護士がいないとか、弁護士に相談したらいくらかかるかわからないといった気持ちを持っている方はまだまだ多いと思います。法律相談センターにお電話いただければ、お近くのセンターを案内いたします。どうぞお気軽にご利用ください。

Q なるほど、それなら利用しやすそうですね。

借金問題や交通事故の被害に遭われた方などは、無料で相談を受けることもできます。まずはお電話をください。電話番号は0570-783-552(ナヤミココニ)です。

Q 他にはどんな活動をお考えでしょうか。

弁護士会は社会的弱者の方を支援したり、不当な人権侵害を防いだりといった、様々な社会活動を行っています。このような活動をもっとみなさんに知っていただくために、マスコミによる報道をもっとしてもらったり、あるいは直接市民にみなさまに届ける活動をしていきたいと思っています。

Q 弁護士会としていろいろな活動を行っているということですか?

はい、例えば学校でのいじめで悩んでいたり、家にも居場所がないといった子どものための電話相談ですとか、LGBTと言われる性的マイノリティの方のための相談、深刻な問題のある自死予防のためのシンポジウムなど、本当に様々な活動をしています。昨年は新聞、テレビなどで50回以上取り上げてもらいました。

Q そうなんですね。市民に直接届ける活動としてはどんなものがありますか?

例年3月ころには天神地下街での無料相談会をしたり、イベントにブースを出したりして、弁護士に気軽に相談してもらう場所づくりもしています。

Q しかし弁護士さんって近年すごく増えて、仕事がないとかよからぬ話も正直聞きますが、そのあたりはどうですか?

私たち弁護士が専門家として市民のみなさまに信頼していただくためにも、情報収集や会員弁護士へのきめ細やかなサポートなどを行うことで、不祥事の芽を摘むことがとても大事だと考えています。

Q ぜひお願いします。ところで、裁判所が六本松に移転すると聞きましたが、弁護士会はどうなるのですか?

はい、来年、2019年の春、六本松の裁判所前に新しい弁護士会館がオープンします。またとない機会ですので、オープンイベントもいろいろと考えています。弁護士を頼もしく、身近に感じていただき、人生の節目節目で弁護士を活用いただけるよう、いろいろなメニューを用意したいと思います。

Q それは楽しみですね。1年間のご活躍楽しみにしています。

ありがとうございます。6名の副会長、3名の事務局長、3名の部会長(1名は副会長兼任です)の執行部のチームワークで、会館移転という大きな節目の一年の航海を乗り切って参ります。

Q ありがとうございました。1年が終わるころ振り返りのインタビューをお願いします。

それまで、まずは健康に留意して頑張ります。