会長日記

2021年3月25日

会長 多川 一成(45期)

皆さま、こんにちは。

私の会長日記は今回で最終回です。

◆2020年度を振り返って

2020年度は、まさにコロナで始まり、コロナで終わるという、かつてなかった苦難の1年でした。福岡県では、2020年4月8日から同年5月14日までと、2021年1月13日から同年2月28日まで、2度にわたって緊急事態宣言が発出されました。さらに2020年7月には豪雨、同年9月には大規模台風にも被災しました。

私たち福岡県弁護士会執行部は、こうした感染症の蔓延や大規模災害に対し、速やかに災害対策本部を設置して、北九州・筑後・筑豊各部会と協議し、各委員会とも連携しながら、また会員の協力を得ながら、しっかり対応し、会員や職員の安全と市民の皆さまの権利擁護のために努めてきました。

その一方で、弁護士会としての意見表明も多数行うことができました。

2020年9月18日の臨時総会では、(1)死刑制度の廃止を求める決議をはじめとして、(2)刑事身体拘束手続に関する法改正と運用改善を求める決議、(3)精神保健福祉法の退院請求等手続への国選代理人制度の導入等を求める決議を採択し、表明しました。

また、2020年4月の検察庁法改正の一部に反対する会長声明を始めとして、多くの会長声明を表明しました。最近では、2020年12月に、福岡県の条例案の中で、新感染症の感染者に報告義務違反があったときに罰則を科すことを規定していたことについて、罰則条項を削除すべきという会長声明を出し、県議会がこうした意見を聞いて罰則条項を削除したという成果もありました。

2020年度上半期は延期や中止が相次いだシンポジウム等も、2020年11月以後だけで、オンラインを併用して、「来たれリーガル女子!in福岡2020」、「これからの校則」、「学術会議と任命拒否問題を考える」、自殺予防シンポジウム「未来を生き抜く力を見つけたい」などを開催することができました。

◆臨時総会(3月10日)を開催しました

3月10日、福岡県弁護士会の臨時総会を開催しました。臨時総会では、コロナ禍をふまえ、今後の総会や常議員会の出席方法の変更などについて、当会の会則を改正することについての審議のほか、合計20にも及ぶ議題について審議を行いました。

私たちは、今後の福岡県弁護士会のあり方や会計処理に関する問題点について、今年度入念な準備を進めてきました。ようやく年度末の総会での審議まで持ってくることができ、総会では、会員からいくつかの質問や意見は出ましたが、特に反対意見はなく、すべての議題は承認され、滞りなく臨時総会を終えることができました。

臨時総会終了後、恒例により、次年度の執行部(会長、副会長及び事務局長)のご紹介を行いました。無事にバトンを渡すことができてほっとしています。

◆弁護士会の会報を発行します

もう一つ、本年度特筆すべきことは、2005年度(平成17年度)以来作られていなかった、当会の会報「弁護士の平成」が編纂されたことです。

発行は4月の初めころになる予定ですが、その内容は、平成、特に平成の後半における当会や当会会員の活動をふり返り、検証するというものです。福岡県弁護士会の歴史や先進的な活動について、特に当会の若手会員には読んでいただきたいですし、市民の皆さまにも、ぜひ当会の活動について触れていただきたいと思っています。

一年間、ありがとうございました。

福岡県弁護士会 会長日記 2021年3月25日

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