会長日記

2013年10月 法律相談活動の30年

会 長 橋 本 千 尋(36期)

■19カ所の法律相談センター

福岡県弁護士会は、現在、県内各所に19カ所の法律相談センターを設置しています。

福岡地区は、天神、博多駅、二日市、糸島、古賀、宗像の6カ所。

北九州地区は、北九州(小倉北区金田)、魚町、折尾、行橋、豊前の5カ所。

筑後地区は、久留米、うきは、八女、柳川、大牟田の5カ所。

筑豊地区は、飯塚、直方、田川の3カ所。

以上全部で、19カ所です(詳しい所在地や連絡先は福岡県弁護士会のホームページでご覧になれます)。

■最初の法律相談センター

最初の法律相談センターの設立は、昭和60年ですから、今から約30年前です。福岡地区の天神と北九州地区の金田に設置しました。

特に福岡地区の天神の法律相談センターは、それまで弁護士会館の中でおこなっていたサラ金センターなどの相談活動を、市内の繁華街に進出しておこなうという新しい試みでした。

私自身も、駆け出しの弁護士としてその設立の際の活動に加わりましたが、果たして市民の方に相談に来ていただけるのかどうか、PR活動はどのようにしたら良いのかなどなど、悩みは尽きず何もかもが手探りでした。

■4つの基幹センター、そしてサテライト

それから30年。平成5年に久留米と飯塚に法律相談センターを開設して福岡県内の主要4地区に基幹センターを擁することになります。更に、そこから各地区においてサテライトの法律相談センターを展開して現在に至っているわけです。

ここに至るまでには、我々自身の努力は当然のこととして、自治体をはじめとしてそれを支えていただいた多くの方々のご理解とご協力が不可欠でした。

■場所からメニューへ、そして個別無料相談へ

このように、当会の法律相談活動は、県民の皆様が県内のどこにお住まいであろうとも、当会の法律相談が利用できるということを目指して、相談場所の拡充を方針の大きな柱としてきました。

現在では、そのような場所的な広がりは一段落ついたものと考え、相談メニューの拡充に活動の重点が移りつつあります。

また、弁護士の仕事は法律のプロとしてのサービスであり基本的には有料であるとの考え方をとりつつ、弁護士の使命は基本的人権の擁護と社会正義の実現(弁護士法1条)にあるとの観点から、人権にかかわるような重大な社会的問題は無料で法律相談に応じるという方針をとってきました

■多重債務、労働相談、自死問題、DVなど

代表的な無料相談をあげますと、まずは社会問題化していた多重債務の法律相談を無料にしました。そして、昨今の非正規雇用の問題などをはじめとした労働問題の深刻化にともない、労働者側の労働相談も無料でおこなうこととしました。自死問題につきましても遺族の方々からのご相談を無料で受け付けています。

本年6月からは、やはり深刻化しているDV(家庭内暴力)の無料法律相談を開始しました。(詳しい相談メニューは福岡県弁護士会のホームページでご説明しています)。

■今後の弁護士会の法律相談活動について

以上のように、福岡県弁護士会の法律相談センター活動は約30年に及びます。そして、これからも、県民の皆様に寄り添い、困ったときに本当に役に立つ法律相談活動を目指して、地道に努力を続けていく所存です。

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