会長日記
2018年10月15日
会長 上田 英友(40期)
皆さま、こんにちは。
すっかり秋めいてまいりました。
10月は、長年交流を続けている釜山地方弁護士会への訪問や、他の単位会との交流会などイベントが目白押しです。またご報告いたします。
当会の平成30年度の会務方針(重点課題)に関する活動報告の後半です。
◆九州弁護士連合会定期大会(担当:花田芳夫副会長)
10月26日、久留米市の翠香園において、第71回九州弁護士会連合会定期大会が開催されます。当日、定期大会に先立って、シンポジウムが予定されており、そのテーマは、「いま、主権者教育を考える」-民主主義を担う子どもたちを育むために弁護士ができること-です。基調講演は、法教育問題に造詣の深い福井大学・大学院の橋本康弘教授に依頼しており、当会会員によるドイツのギムナジウム等での授業等の視察報告も予定されています。
また、定期大会では、法教育関連の宣言と沖縄米軍機事故問題、弁護士過疎偏在問題の決議が審議されます。
当会としては、開催地弁護士会として、筑後部会の会員を中心として、周到な準備に取り組んでまいりました。成功裡に終わるよう当日を迎える所存です。
◆あさかぜ基金法律事務所(担当:小川威亜副会長)
九州の弁護士過疎・偏在を解消するために、日弁連ひまわり基金法律事務所、法テラス7号事務所に赴任する弁護士、弁護士過疎・偏在地域に独立開業する弁護士を養成するための拠点事務所として、平成20年度に、弁護士法人あさかぜ基金法律事務所が設立されました。
あさかぜ事務所は、これまで、19名の弁護士を養成して弁護士過疎・偏在地域に送り出し、現在、4名の弁護士が養成を受けています。
当会は、九弁連から委託を受けて、あさかぜ事務所の所員弁護士への弁護士業務、事務所運営に関する技術的支援を行うほか、当会会員が共同受任をすることであさかぜ事務所の売上にも貢献しています。
当会としては、今後も引き続き、あさかぜ事務所の運営を支援し、弁護士過疎・偏在の解消に努力してまいりたいと思います。
◆新会館のオープン準備(担当:石田光史副会長)
新会館の建設工事は順調に進んでおり、現在、躯体が完成し、今後は、外壁工事、内装工事が進められて行きます。新会館の備品についても、徐々に購入が進められており、当初の予定よりは、価額を抑えながら、利用しやすい備品を調達しています。
来年1月に竣工予定ですが、1月に建築工事関係者をお招きして竣工式を行う計画です。竣工後、1か月半程度の期間で備品の搬入、引っ越しを進める予定です。
その後、当会と関係の深い方々をお招きして落成式、当会会員への披露会の実施を検討しております。
裁判所が六本松に移転しましたので、当会の新会館の建築現場をご覧いただく機会も増えたことかと思います。次第に完成して行く様子をお楽しみください。