会長日記
2022年9月1日
会長 野田部 哲也(43期)
◆弁政連とは
弁護士会は強制加入団体であり、政治活動を行うことはできません。他方、弁護士は、弁護士会と異なる組織である日本弁護士政治連盟(略称:弁政連)を結成しています。弁政連は、基本的人権の擁護と社会正義の実現という使命を実現するため、弁護士業務に関連する様々な幅広い問題について、法の担い手である弁護士と法の作り手である国会との懸け橋として、国民の視点に立って、積極的に活動を展開しています。
◆弁政連の活動
福岡県においても、弁政連福岡県支部が活動しています。
5月29日、弁政連福岡県支部は「新緑の集い」を開催し、国会議員をお招きして、次の2つのテーマについてプレゼンを行い、ご意見を伺いました。
- 「司法修習生『谷間世代』問題について」
- 「民事法律扶助における利用者負担の見直し及び弁護士報酬の適正化」
弁政連は、クリーンで透明な運営を行うこと、政治におもねらないこと等が基本原則とされ、特定の党派に偏ることなく活動しています。
◆谷間世代への一律給付実現に向けて
福岡県弁護士会は、8月20日、県弁会館2階ホールで、谷間世代への一律給付実現全国リレー集会in福岡を開催しました。
当日は、国会議員本人に8名ご参加いただくとともに(会館出席4名、Zoom出席4)、約140名もの会員の皆様にもご参加いただき(会館出席約70名、Zoom出席約66名)、充実した議論が行われ、次のリレー集会へ無事に繋げることができました。
出席していただいた多数の国会議員には、積極的に一律給付を実現する方向に向けた意見を表明していただくことができました。また、事前に国会議員から前向きな34通もの意見を頂戴することもできました。
給費対策本部メンバーのたゆまぬ努力と、日ごろからの弁政連の活動の賜物であることを実感しました。