会長日記
2019年5月1日
会長 山口 雅司(43期)
◆新執行部発足から一月
新執行部となって1か月、前執行部からの業務を引き継ぎ、挨拶回りなどで多忙な日々を過ごしています。
これまでのおよその経過を申し上げれば、3月下旬から挨拶回りが始まり、4月1日は着任の朝礼、8か所の挨拶回り、2日は弁護士会館での就任記者会見、第1回の執行部会議、3日は6か所の挨拶回り、九州大学ロースクールの入学式への参加と祝辞、4日は午後に5か所の挨拶回り、6日は常議員会、福岡部会花見、憲法講演会の挨拶、福岡部会茶話会慰労会というような状況です。
私は、日常の弁護士業務については特段には制限しないという方針ですので、時間のやりくりには腐心しています。
◆挨拶回りについて
さて、今回は、挨拶回りというものについてご紹介します。
例年、執行部交代時期の前後(3月下旬から4~5月までの間)に、裁判所や検察庁のみならず、士業団体、官公庁、大学、報道機関、経済団体、企業、領事館、議会、議員など、実に様々かつ多数のところを回ります。地域も福岡市周辺、北九州市周辺、久留米市周辺、飯塚市周辺と広範囲です。
その数は、昨年は160か所余りであり、本年度は未だ終了していませんので未定部分がありますが、昨年程度の数に上りそうです。
この挨拶回りという行事は、年度当初の何かと慌ただしい時期をさらに慌ただしくさせますが、他方で、弁護士会の広報の一環、弁護士会に対する評価を聞く機会、新たな業務発見の機会ともなります。
また、やってみると実に面白いというか興味深く、どこの訪問先でも歓迎され、話は盛り上がります。ある銀行では、マネーロンダリングに関する銀行側の事情と弁護士の意識の低さについて率直に意見され、某国の領事館では弁護士会への要望を頂きました。また、ある経済団体では弁護士会との協議課題を提案すると、窓口となる担当者を即座に紹介されました。地方公共団体においては当方から法律相談のチケット制の話をしたり、スクールロイヤー構想の感触を聞いたり、弁護士会の宣伝をするつもりが訪問先である公共機関の業務の宣伝を頼まれたり、弁護士会との共同企画を持ちかけられたり、思わぬ人脈を発見したり・・・。
人と接し、人の話を聞くことによって、物事は動き始めるということを実感します。また、しばしば言われることですが、執行部としての自覚の契機となります。
◆定期総会に向けて
これから暫くの間は、挨拶回りに時間を費やし、同時に5月29日に予定している定期総会・役員披露会に向けての準備に入ります。