福岡県弁護士会からのお知らせ
2021年9月13日
北九州市との「北九州リーガルエイドプログラム」に関する協定締結のお知らせ
その他
当会はこの度、北九州市及び日本司法支援センター福岡地方事務所北九州支部(法テラス北九州)との間で「リーガルエイドプログラム」に関する協定を締結することになり、2021年(令和3年)7月30日、北九州市役所で北橋健治(きたはし けんじ)北九州市市長、法テラス北九州窪田弥生副支部長と当会の伊藤巧示会長および当会北九州部会中野敬一部会長の4者が出席し、協定締結式が行われました。
「リーガルエイドプログラム(LAP)」とは、生活保護受給者及び自立支援対象者の生活再建支援のため、弁護士が無料で定期的に、市役所(区役所)で巡回法律相談を行う事業です。相談の結果、法的支援が必要な場合には、法テラスの民事法律扶助制度を活用して受任するなどして、問題解決を行います。
本事業は、担当ケースワーカーや相談支援員が、多重債務や離婚、DV、経済的虐待等の問題を抱えている対象者の希望を踏まえ、無料法律相談を申し込み、対象者の同意を得た上で弁護士の相談に同席し、課題や情報を共有して切れ目のない支援を継続できるという特徴があります。
当会は2014年(平成26年)、福岡市と「ふくおかリーガルエイドプログラム」に関する協定を締結して以降、久留米市、春日市など県下9自治体で同様のプログラムを実施しています。
北九州市では2018年(平成30年)1月より、生活保護受給者を対象に試行的に巡回相談を実施してきましたが、北九州市全区での実施が開始されたのを機会に今回の協定締結となり、2021年(令和3年)8月より本格実施することになりました。これによりリーガルエイドプログラムの本格実施自治体は10自治体となります。
当会では、ますます、市民への皆さまへのリーガルサービスを広げてまいります。