福岡県弁護士会からのお知らせ
2019年8月21日
人質司法からの脱却~その勾留、本当に必要ですか?~(第62回日弁連人権擁護大会プレシンポジウム)
『人質司法』という言葉を知っていますか?
否認や黙秘をしていると身体拘束されやすく,またその身体拘束が長期化しやすいという日本の刑事司法の問題点を指す言葉です。
皆さんは、自分には関係ないと思っているかもしれません。しかし、実際に身に覚えのない事件で長期間にわたって身体拘束された冤罪被害者は少なくありません。
また,そもそも逮捕や勾留が認められるのは証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合に限られるのに安易に逮捕勾留が認められているという現状もあります。
本シンポジウムでは、研究者や実際の冤罪被害者の報告から日本の『人質司法』の問題点を浮き彫りにし,変化の兆しをみせる日本の状況や大きく変化した韓国の刑事司法制度を参考に,どう人質司法から脱却していくか考えていきたいと思います。
記
日時
2019年9月14日(土)13:00~16:00(12:30 開場)※入場無料・予約不要
場所
福岡県弁護士会館 2階大ホール(福岡市中央区六本松4-2-5)※駐車場は使用できませんので,公共交通機関をご利用ください。
内容
■基調報告石田倫識氏(愛知学院大学法学部教授)
■特別報告
(1)準抗告運動の内容及び現状
(2)韓国視察の報告
(3)爪ケア事件における身体拘束の実情報告
■パネルディスカッション
パネリスト
石田倫識氏(愛知学院大学法学部教授)
上田里美氏(爪ケア事件冤罪被害者)
宮崎昌治氏(テレビ西日本取締役報道担当兼報道局長/ジャーナリスト)