福岡県弁護士会からのお知らせ

2019年8月 5日

第62回日弁連人権擁護大会プレシンポジウム
「グローバルスタンダードの人権保障システムを目指して
~入管収容問題を具体例に国内人権機関・個人通報制度を考える~」

シンポジウム・講演会など

 このたび、当会では、「グローバル・スタンダードの人権保障システムを目指して~入管収容問題を具体例に国内人権機関・個人通報制度を考える~」と題するシンポジウムを開催します。
 2019年度徳島で開催される第62回日弁連人権擁護大会では、第2科会において、「今こそ、国際水準の人権保障システムを日本に!~個人通報制度と国内人権機関の実現を目指して~」とのシンポジウムが開催されます。この開催に先駆けて、全国の弁護士会等でプレシンポ等を開催する運びであり、当会でも、本プレシンポジウムを開催させていただくものです。
 本プレシンポジウムでは、前半で、「国内人権機関」及び「個人通報制度」について、どのような制度なのか、具体的にどのような事案において有効な機関・制度であるか等について学習し、その上で、具体例として「入管収容問題」(長崎県大村市の大村入国管理センター等全国の入管収容施設で問題となっている長期収容の問題、医療体制の問題及び収容環境の悪化の問題等)について実態や問題点を掘り下げて、後半のパネルディスカッションにおいて、「国内人権機関」及び「個人通報制度」が「入管収容問題」に対しどのような役割を果たしうる可能性があるのかという点について、大村入国管理センターの被収容者の支援活動に長年携わっている方や海外での難民の医療支援に携われた医師にも加わっていただき、議論を深めたいと思います。
 我が国が国際水準の人権保障システムを構築するため、また、「入管収容問題」を抜本的に改善するためにも、「国内人権機関」及び「個人通報制度」の有効性について、皆様と一緒に考えていきたいと思います。
 ぜひご参加ください。



開催日時

2019年8月24日(土)午後1時~(開場は午後12時30分)

会  場

福岡県弁護士会館2階大ホール(福岡市中央区六本松4-2-5)
※ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください

参加費

無料(事前申込不要)

内  容

■基調報告1(国内人権機関について)
 講師:小川 政治 弁護士(広島弁護士会、日弁連国内人権機関実現委員会事務局長)
■基調報告2(個人通報制度について)
 講師:大川 秀史 弁護士(東京弁護士会、日弁連自由権規約個人通報制度等実現委員会委員)
■基調講演(日本における入管問題及び国際状況)
 講師:安藤 由香里 招へい准教授(大阪大学大学院国際公共政策研究科)
■ゲストコメント 
 藤丸 敏 衆議院議員
■パネルディスカッション
・パネリスト:
 安藤 由香里 招へい准教授
 柚之原 寛史 牧師(長崎インターナショナル教会)
 中出 雅治 医師(大阪赤十字病院国際医療救援部長)
 小川 政治 弁護士
 大川 秀史 弁護士
・コーディネーター:
 稲森 幸一 弁護士(福岡県弁護士会国際委員会委員、日弁連国際人権問題委員会事務局長)


第62回日弁連人権擁護大会プレシンポジウム「グローバルスタンダードの人権保障システムを目指して~入管収容問題を具体例に国内人権機関・個人通報制度を考える~」

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