福岡県弁護士会からのお知らせ
2018年10月29日
新会館がネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業交付決定を受けました!
その他
当会で現在,福岡市中央区六本松の法曹ゾーン(裁判所,検察庁,弁護士会)の一角に建設中の新弁護士会館は、経済産業省の補助事業である「平成30年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業」の1次公募により選定され、交付決定を受けています。
ZEBとは、「先進的な建築設計によるエネルギー負荷の抑制やパッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入等により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギー化を実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、エネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物」とされています(公募要領より)。
誤解を恐れずにざっくり言うと、省エネ等の性能が高い建物の建築促進のため、そういった建物の建築に補助金を交付するという取り組みです(詳しくは、事業を行っている、一般社団法人環境共創イニシアチブのWEBサイトをご参照ください(http://sii.or.jp/zeb30/))。
当会新会館も、省エネ性能の高い建築物を目指しており、公募に応じたところ、交付決定を得ることができました。当会の主なシステムとしては、①高断熱化(屋根・外壁・接地壁)、②日射遮蔽(屋上緑化)、③自然採光(トップライト)、④高性能ガラスLow-E複層ガラス(空気層)、⑤ビルマル(EHP・GHP),⑥パッケージユニット、全熱交換器システム(外気冷房システム・CO2センサー付)、⑦高性能集中リモコンによる制御、⑧標準型交流電動機換気ファン(人感センサー付)、⑨制御付LED照明器具(在室検知・明るさ検知・タイムスケジュール)、⑩第二次トップランナー変圧器、とされています。
当会は、これまでも公害環境委員会を設置し、環境問題に取り組んできたところですが、新会館において省エネの取り組みを一層進めていきたいと思います。
※当会がZEB交付決定を受けたことが、『財界九州』10月号142頁に紹介されています。