福岡県弁護士会からのお知らせ
2016年1月 5日
高齢者の住まいトラブル110番
法律相談
2016年1月14日
シンポジウム「ハンセン病『特別法廷』と司法の責任」
シンポジウム・講演会など
ハンセン病患者の方々は、90年にわたる隔離政策による人生被害を受け、2001年、行政・立法府の国家賠償責任を認める違憲判決が出されましたが、司法の場においても、患者の方々は、裁判所の公開法廷ではなく、療養所内で「隔離裁判」が行われていたという問題があり、これは「特別法廷」と呼ばれています。
全国ハンセン病入所者協議会は、「特別法廷」はハンセン病患者に対する差別的取扱いで裁判の公開原則に反するとして、最高裁に検証申し入れを行い、その調査結果が2016年3月までに公表される予定です。
1950年代に起きた熊本県で起きた殺人事件(菊池事件)では、ハンセン病患者である被告人は無罪を訴えながらも,証拠物に触れさせてもらえず、死刑判決を受けました。そして、再審請求棄却直後に死刑執行されました。2013年、福岡県弁護士会、九州弁護士会連合会は、「菊池事件」について、検察官による再審請求を求める声明を発表しています。
ハンセン病患者の「隔離裁判」における「司法の責任」と「菊池事件」について、皆様と一緒に考えていきたいと思います。
ぜひご参加ください。
記
開催日時 平成28年2月13日(土)午後1時30分~(開場は午後1時)
会 場 福岡県弁護士会館3階ホール(福岡市中央区城内1-1)
内 容
■基調講演1
講師:徳田靖之(弁護士,ハンセン病西日本訴訟弁護団共同代表「菊池事件」再審弁護団長)
■基調講演2
講師:内田博文(九州大学名誉教授, ハンセン病検証会議副座長)
■ゲストコメント
江田五月(参議院議員,元裁判官,元法務大臣,元参議院議長)
■パネルディスカッション
パネリスト:八尋光秀(弁護士,ハンセン病西日本訴訟弁護団共同代表)
志村 康(ハンセン病国賠訴訟全国原告団協議会会長)
内田博文
2016年1月15日
イオン3店舗で無料法律相談会(1/24)
法律相談
福岡県弁護士会では、イオン九州株式会社様のご協力により、初めての試みとして、県内3か所のイオン店舗(イオンモール福岡伊都、イオンモール香椎浜、イオン若松ショッピングセンター)にて、無料法律相談会を開催することになりました。
当日は、弁護士が、市民の皆様からのあらゆる法律相談に無料でお答えいたします。事前予約は不要です。日曜日のお買い物がてら、お気軽にお越しください。
借金の問題、夫婦の問題、相続の問題、交通事故、労働問題等はもちろんのこと「これって法律の問題?」、「弁護士に相談してもいいの?」といったお悩みでも、どうぞお気軽にご相談ください。
また、会場では弁護士会のポスターもお披露目しますので、どうぞお楽しみに。
日時:1月24日(日)10~16時
会場:【1】イオンモール福岡伊都 2Fモールブリッジ
【2】イオンモール香椎浜 2Fモールブリッジ
【3】イオン若松ショッピングセンター 1階中央口特設会場
2016年1月19日
弁護士による行政ホットライン(平成27年度9回目)
法律相談
福岡県弁護士会行政問題委員会では、下記日時に本年度第9回目の「弁護士による行政ホットライン」を電話相談並びに面談相談にて実施します。
行政から権利を侵害されている、行政から適正にサービスを受けていない、行政が申請書類を受理してくれない、不服申立をしたい、行政訴訟を提起したいなどの相談に限らず、「行政の手続が難しくてよく分からない!」「自分の受けた手続は適正なのか」「受理して貰えないけど何が不備か分からない!」など単なる疑問の声や質問でも構いません。
是非、ご相談下さい。
なお、面談相談につきましては、原則として予約が必要になりますので、あらかじめ電話での予約をお願いいたします。(相談者枠に限りがございますので、お早めにご予約下さい。)
記
日 時 平成28年(2016年)2月10日(水)
午後3時~午後5時
[面談相談]
面談場所 福岡県弁護士会館
(福岡市中央区城内1-1)
★当日は、公共交通機関を利用してお越し下さい。
面談の予約電話番号 092−741−6416 (面談相談予約専用)
面談予約受付期間 2016年2月1日(月)から受付開始
(予約が埋まり次第〆切)
[電話相談]
当日の電話相談の電話番号 092−724−2644(電話相談専用)
2016年1月20日
インターネットトラブル110番
法律相談
福岡県弁護士会ホームページ委員会では、下記日時に「インターネットトラブル110番」と題して無料電話相談を実施いたします。
身に覚えのない請求を受けている、インターネットオークションでトラブルにあった、掲示板やホームページ、ブログを利用した名誉毀損で損害を受けている、ネットを利用した大規模な詐欺事件に巻き込まれた、等々インターネット絡みで困ったことがありましたら、お気軽にご相談下さい。
過去の相談をきっかけに、被害対策弁護団を結成し被害を救済した事例もございます。
是非ご相談下さい。
記
■相談日時 : 平成28年2月10日(水) 午後1時~午後4時
■電話番号 : 092-753-6364
2016年1月26日
当番弁護士発足25周年記念シンポジウム「陽は西から昇る~当番弁護が変えた刑事司法~」
シンポジウム・講演会など
「当番弁護」とは?
弁護士が逮捕等された人に直ちに無料で面会に行く制度です。今後の手続の流れや保障されている権利等について説明します。
「陽は西から昇る」とはどういうこと?
当番弁護士制度は、福岡県弁護士会・大分県弁護士会が始め、全国に広がった制度です。逮捕等された人が直ぐに弁護士に相談することができ冤罪防止に大きく役立っています。当番弁護士制度が先駆けとなり、現在では、大部分の勾留中の被疑者が、資力に関わらず弁護活動が受けられるようになりました(被疑者国選制度)。この制度により、不完全ながらも被疑者の人権保障は大きく前進しました。日本の西にある当会の活動が日本の刑事司法のあり方を大きく変えたのです。
今、なぜ当番弁護を振り返るのか?
現在も、社会正義の実現のために弁護士が取り組むべき活動は、被疑者・被告人の弁護活動だけでなく数多く存在しています。そのような状況を、現在の弁護士は変えようとしているのか?変えることができているのか?今一度考える必要があります。
社会の一部を大きく変えた当番弁護制度立上げ時の弁護士や関係者の情熱、考え方を振り返ることを通じて、今、弁護士がすべきことを明らかにすること、そして、再度、陽を西から昇らせること、それが本シンポジウムの目的です。
◆日 時:平成28年2月27日(土)13:00~16:00(受付12:30~)
◆会 場:都久志会館(福岡県福岡市中央区天神4-8-10)
◆その他:参加無料,事前申込不要
◆基調講演
村岡啓一氏(一橋大学法学研究科特任教授・弁護士)
◆パネリスト
中山隆夫氏(元福岡高裁長官、現中央大学法科大学院教授・弁護士)
傍示文昭氏(株式会社西日本新聞社編集局次長)
美奈川成章(福岡県弁護士会所属・弁護士)
萬年 浩雄(福岡県弁護士会所属・弁護士)
安武雄一郎(福岡県弁護士会刑事弁護等委員会委員長)