福岡県弁護士会からのお知らせ

2014年1月22日

シンポジウム「精神保健当番弁護士の今後と医療観察法付添人の課題」 ※終了しました

シンポジウム・講演会など

当会における精神保健福祉法(略称)に基づく入院患者を対象とする精神保健当番弁護士制度は発足後12年を経過しました。これまで当会の同制度の経済的な裏付けであった法律扶助協会が2006年4月より司法支援センターへ再編されることとなり、同制度は新たな局面を迎えております。同制度は、広島、岡山を始めとして、名古屋、大阪、東京、京都においても実施され、全国的な広がりを見せるに至っており、人権保障と法の支配を旨とする司法改革が叫ばれる今、この制度の意義を再確認し、集い、議論し、行動することが必要だと考えます。
 また、昨年より、心神喪失者等医療観察法が施行され、弁護士は「付添人」という新たな役割を担うこととなりました。皆様すでに御承知のとおり、同法の人権保障規定はあまりにも脆弱であり、実りある付添人活動を行うために乗り越えなければならない問題点が数多く指摘されています。また、同法に基づく入通院制度と従来の精神保健福祉法に基づく入院制度との関連については何ら論じられておらず、精神障害者の人権保障にひずみを生じているのではないかとの疑念があります。
 今回のシンポジウムでは、精神障害者の人権保障に関する各分野に精通された方々をお招きし、精神保健当番弁護士制度の今後の展望と、弁護士(会)が精神保健分野で新たな対応を迫られた医療観察法における付添人の課題を論じ、それとともに司法支援センター発足後の両活動の取り組み方について議論を行う予定です。
 是非多数の方のご参加をお願い致します。

                  記 

(1)日時 2006年3月4日(土)午後1時から午後5時(予定)
 (2)場所 福岡県福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号        
        「あいれふ」10階講堂 (地図
         TEL 092-751-7778
 (3)シンポジウム内容(予定)
?基調報告:「精神保健当番弁護士活動12年の総括と司法改革」   
(福岡県弁護士会精神保健委員会委員 森 豊)
?基調報告:「付添人活動から見た医療観察法」
(日弁連刑事法制委員会医療観察法対策部会事務局長 伊賀興一)
?基調報告: 「医療観察法の今後」(仮題)
(北海道立緑ヶ丘病院 医師伊藤哲寛)
?基調報告:「刑事法から見た精神障害者法制の展望と弁護士の役割」
(九州大学大学院法学研究院教授 内田博文)
?各弁護士会に対するアンケート調査結果の発表(精神保健分野での取組状況)
?パネルディスカッション
 1)コーディネーター兼パネリスト
  (福岡県弁護士会会員八尋光秀)
 2)パネリスト 上記基調報告者?〜? 4名
 ? 精神保健当番弁護士制度の今後の展望
 ? 医療観察法付添人活動の課題
 ? 司法支援センター発足後の両活動の取り組み方と全国展開への道筋
?会場発言、質疑、意見交流
 
 ※入場料無料・申込不要です※

 主催 福岡県弁護士会
 共催 日本弁護士連合会 九州弁護士会連合会
     法律扶助協会福岡県支部
 
 シンポジウムに関する問い合わせ先 福岡県弁護士会
 (TEL 092-741-6416)

※終了しました。

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