福岡県弁護士会 裁判員制度blog

2006年12月25日

裁判員の参加する法廷は、毎日、連続して開廷

 現在の裁判は、どんなに早くすすめても、せいぜい1週間に1回というペースで進行しています。しかし、裁判員には仕事を休んで参加する市民もいるわけですので、充実した審理であると同時に、できるだけ早く審理を終える必要もあります。そこで、1週間に3日とか4日間、連続して法廷を開くべきだと考えられます。
 また、法廷で見聞した証拠だけで裁判員が判断できるように、裁判官が評議室に証拠書類を持ち帰って検討するようなことはあってはなりません。弁護人は検察官が取調べを要求する証拠書類の取調べに安易に同意すべきではないのです。
 なお、争いのない事実については、合意書面を活用して審理の短縮化を工夫する必要も求められます。(な)

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