法教育出前授業Q&A
Qそもそも法教育って?
A法教育というのは、小中高校生など法律を専門に学ぶものでない一般の人々に、法律の条文や裁判例など単に覚えてもらうことを目的とするのではなく、法律や司法制度の背景にある、自由・権利と義務・責任・公平・正義などの価値を理解し、対立する利害を調整するディスカッションなど介して、法の機能や意義を身につけてもらう教育を指します。
Q大学や専門学校でも弁護士を呼べるのでしょうか。
A対応可能です。小中高だけでなく、大学と専門学校にも要望があれば、弁護士を派遣することができます。
ただし、有料となりますので、詳細につきましては『講師派遣』までお問い合わせください。
Q学校あたり何人まで無償で弁護士を呼べるのでしょうか。
A先着150クラスの範囲に含まれる限り、呼べる弁護士の人数に制限はありません。たとえば、1学年4クラスそれぞれに弁護士を呼びたい場合、弁護士4人を無償で派遣することができます。さらに、3学年12クラスそれぞれに弁護士を呼びたい場合、弁護士12人を派遣することも可能です。ただし、希望する弁護士派遣人数が多くなる場合、法教育センターで、派遣する弁護士を確保することができるかという問題がありますので、お早めに弁護士会の法教育センター担当者にご相談ください。
Q体育館で弁護士に講演をしてほしいのですが、そのような対応も可能でしょうか。
A対応可能です。ただし、法教育センターとしては、法教育の普及拡大のため、学生同士、学生と弁護士が議論しながら授業を進める、双方向性の授業を推進しております。体育館に弁護士を呼んで、講演を行うという形では、双方向性の授業が困難であることから、各クラスに1人弁護士を呼ぶことをおすすめします。1学年4クラスそれぞれに弁護士を呼ぶことも可能ですので、まずは各クラスに弁護士を派遣するということをご検討ください。
Q授業は、学校の先生で行うので、弁護士にはワンポイントの解説のために呼びたいと考えておりますが、このような内容でも対応可能でしょうか。
A対応可能です。法教育センターには、学校の先生方にも法教育の担い手になってほしいと考えている弁護士もおり、学校の先生が自ら法教育を行い、それを弁護士がサポートするという形での弁護士派遣も受け入れております。もし学校の先生自身が法教育にご興味があるのであれば、弁護士と学校の先生が法教育について意見交換を行う、「法教育研究会」にご参加されてはいかがでしょうか。詳しくは、法教育センター担当者までお問い合わせください。
Q先着150クラスまで無償で対応していただけるということですが、その枠はすぐに埋まってしまうのでしょうか。
A2019年度の派遣状況としては、ご応募いただいた学校全てに対し、無償で弁護士を派遣できております。まだまだ法教育の普及ができておらず、無償派遣の応募も多くない状況ですので、積極的にお申込みいただければと思います。なお、無償キャンペーンが既に終わってしまっている場合には、弁護士1人あたり1万円(交通費込み、授業時間1時間以内の場合。)かかることになります。
Qその他分からないことがある場合にはどちらに問い合わせればよいでしょうか。
A「福岡県弁護士会法教育担当」までお問合せください。福岡県弁護士会の電話番号は、092-741-6416です。