弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2010年10月24日

ヒマラヤに咲く子供たち

アジア

著者:内野克美、出版社:中央大学出版部

 ネパールの子どもたちの実に生き生きとした笑顔にたくさん出会える写真集です。
 でも、ネパールでも、ストリート・チルドレンが増えているそうです。残念なことです。
 ここにも日本語学校があり、数ヶ国語を話す子どもが珍しくないとのこと。たいしたものです。
 ネパールでは兄姉が弟妹の世話をよくしています。兄弟姉妹よく助けあって生きているのですね。
 エベレストにのぼるときに40日間の旅をしたようです。すごいことですね。
 超大型カメラで撮影したエベレスト(8848m)の写真は迫力満点です。ゴツゴツとした威容に思わず息を呑みます。
最後に、その超大型カメラがうつっています。本当に大きいですね。8×10というのは、タテ8センチ、ヨコ10センチというのでしょうか。人間の頭よりも大きいカメラをもって、ヒマラヤの自然や人間を撮りまくっているのです。すごい迫力の写真集です。
 ネパールは、今、10年間続いた内戦がようやく終わって、一応平穏だということです。このまま平和が続くといいのですが・・・。
 内野さん、お疲れさまですね。私と同世代のようですが、無理をしないで、また、超大型カメラで撮った写真を見せてくださいな。
(2010年4月刊。2600円+税)

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