弁護士会の読書
※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。
2008年2月20日
腸内リセット健康法
著者:松生恒夫、出版社:講談社α新書
大腸内視鏡検査などを専門とする消化器内科医のかいた本ですが。なるほどなるほど、とうなずくところが多かったので、紹介します。
私は幼いころから胃腸があまり丈夫でないと思ってきたのですが、あるときから、胃はフツーだけど、腸のほうが弱いんだと思うようになりました。人間ドッグに入ったとき、下腹に聴診器をあてたドクターが、腸のぜん動運動が通常人より弱いと指摘したのです。なーるほど、そういうことだったのかと、そのとき納得することができました。それは、異常があるというより、ヒトの個性だという指摘でした。
著者が大学を卒業した1980年ころには大腸の病気はそれほど多くはなかった。ところが、それから20年たった2003年になると、女性のガン死のなかで大腸ガンが1位、男性でも4位となり、大腸の疾患は増加の一途をたどっている。
食物繊維が豊富で、動物性脂肪をとることの少ない従来の日本型の食生活から欧米型の食生活へ移行したことがその原因とみられている。
ぜん動運動が適切になされず、低下している腸の状態を停滞腸という。内視鏡でみると、健康な腸は美しいピンク色をして弾力にとむ管なのだが、停滞腸は色がくすんで形も弾力が失われ、ダラっとしている。
停滞腸による便秘にともなってガス腹になる。お腹にたまるガスの量は、多い人だと大型ペットボトル2本分、つまり2〜3リットルにもなる。ひぇぇ、す、すごーいです、これって。
下剤を多用しても停滞腸は治らない。センナ、アロエ、大黄などのアントラキノン系の下剤を頻繁につかっても大腸メラノーシスという症状を起こしてしまう。
日本人の腸は欧米人の腸に比べて長い。ところが、長いはずの日本人の腸が短くなる傾向にある。欧米人のS状結腸よりも湾曲が大きく、その分だけ長かった。そのS状結腸が短くなった。
S状結腸は消化・吸収を終えた食べ物が大腸を経由して直腸から便として排出される前に、排出の順番を待たせるための調節をしている。このS状結腸が短くなると、便を保つ力が弱くなる。すると、一度に出る便の量が減り、回数は増えることになる。
日本人が長寿であるのは、食物繊維をたっぷりとり、良好な腸内環境を維持してきたからだ。腸の中で重要な働きをする食物繊維が慢性的に不足したら、ぜん動運動する腸の力は弱まり、腸管のなかに老廃物や有害物が停滞することになる。その結果、腸内細菌のうち善玉菌は減少して悪玉菌が増え、便秘や下痢をうみやすい腸内環境になってしまう。
乱れた食生活は便秘になる。便秘をすると、食べたものに含まれる添加物などのガン化を促進する物質が腸に長く留まることになって、ガンが発生しやすくなる。便秘によって腸内で大腸ガンが増えている可能性は否定できない。
腸には、脳を介さない独自の神経システムがある。小腸と大腸をあわせた腸のなかには脳と同じように神経系や内分泌系の組織が存在し、1億個もの神経細胞がある。それは脳にある神経細胞100億個に次いで、断トツに多い。だから、腸は「第2の脳」と言ってよい存在だ。
腸を大切にして、健康で長生きしたいものです。腸に良いレシピまでついていて、とても参考になる本でした。
いま、私の体重は65キロほど。瞬間的には64キロ台になることもあるのですが、なかなか65キロで安定してくれません。医師からは62キロを目ざせと言われています。食事の量を減らしていますので、いつもお腹をすかしていますから、毎回の食事(といっても昼と夜の2回のみですが)が待ち遠しくてなりません。
ところで、20年以上も泊まっている西新宿の外資系ホテル(ヒルトン)のフロントでチェックインするとき、クレジットカードの刻印を求められるようになりました。高い年会費も払ってクラブ会員にもなっているのに、今さら一見客みたいに支払能力チェックするのはどうして?と訊くと、奥から若い男性が出てきて、みなさんに一律にお願いしていますと居丈高な対応です。東京には別に定宿みたいなホテルが二つありますが、そのうちの一つなんかは、名前を言うだけですぐに部屋に案内されます。常連客と一見客とを区別して扱うのはサービスの基本だと、私は思うんですけど・・・。フロントの対応に疑問を感じて、これからはあまり利用したくないホテルだと思いました。ところが、この外資系ホテルは早朝からプールで泳げて好都合なのです。どうしよう・・・。
(2007年12月刊。800円+税)
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