弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2005年9月22日

へんな虫、百面相

著者:難波由城雄、出版社:光人社
 そのままポストカードになる昆虫たちの写真集です。へんな虫というけど、フツーの昆虫たちの顔がアップでとられているだけなのです。
 オニヤンマの顔があります。その緑色した複眼は、子どものころ、何回となくしげしげと見入りました。いったい、たくさんあるこの眼はどこを見ているのだろうと不思議に思いました。
 クワガタもいます。夏休みになると昆虫採集に出かけました。昆虫の標本づくりに挑戦したこともありますが、それほどうまくは集めることができませんでした。クワガタもカブトムシも山に行ってなんとかつかまえました。今では道路端でも売っています。昆虫が売りものになるなんて・・・。
 カマキリはわが家の庭にもたくさんいます。オスは交尾したあと、メスに食べられてしまうという話があります。食べられないうちに逃げおおせるオスもいるようですが、オスって、どこでも実は哀れな存在なんですよね・・・。
 30年以上も弁護士をしていると、やはり本当に強いのは女性であって、男なんて弱いもんだとつくづく思うのです。ですから、やっぱり女って弱いんですよね、とか、女は損ですねと嘆く相談者に対して、女性の方が平均寿命で6年以上も長生きしていますし、キンさんギンさんは106歳まで生きておられましたけれど、男はせいぜい泉さんの100歳だったんじゃないですか、と反問することが多いのです。いかがでしょうか・・・。

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