弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2005年7月 8日

極限環境の生命

著者:D・A・ワートン、出版社:シュプリンガーフェアラーク東京
 ラクダは15日間、水を飲まずにいることができる。全体重の30%が減ってしまうほどの脱水状態にも耐えられる。そのかわりラクダが水を飲むときはとてつもなく大量に摂取する。200リットルを数時間で飲む。バスタブ1杯分を数分間で飲み干してしまう。急に水分が血流に入ると、そのための浸透圧ストレスによって多くの動物の赤血球は破裂してしまうが、ラクダの赤血球は大丈夫。ラクダは体温を変動させることによって、水分の蒸発を減らしている。
 海底から350度という高温のお湯が噴き出している。その熱水の噴出口付近は、予想に反して生物にみちあふれている。超好熱菌がいるのだ。
 うーん、生命って地球上のいたるところに、まさに無数に生きているんですね・・・。45億年前に地球は誕生し、それから10億年すぎて生命が誕生しました。その点は化石があるので、証明は可能。38億年前に生命が誕生したという状況証拠もあるそうです。
 うーん、生命っていったい何だろう・・・。生命の不思議さをチョッピリだけ実感させられました。

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