弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年10月 1日

ドクター・タチアナの男と女の生物学講座

著者:オリヴィア・ジャドソン、出版社:光文社
 なぜ、この世にオスとメスがいて、お互いに求めあうのか、考えてみれば実に不思議なものです。いや、最近の日本社会では結婚しない若者が男女を問わずに増えています。だから、民族としての日本人は、いずれ消滅すると予測されています。
 オスとメスが互いに求めあうというのは美しい話ばかりではありません。それぞれ生命をかけた闘争の成果として子孫を残そうともしています。その努力にも涙ぐましいものがあります。
 動物も昆虫も、みんなセックスで悩んでいる。本のオビにこう書かれています。なるほどそうです。週刊誌のセックス談義のように軽いノリの質問に、ごくごく真面目な回答がなされています。真面目な、しかし、アッと驚くような話のオンパレードです。

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