弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年9月 1日

世界はエイズとどう闘ってきたのか

著者:宮田一雄、出版社:ポット出版
 いま、世界では、1ヶ月に6人の割合で25歳未満の若者がHIVに感染している。アフリカのボツワナで女性25%、男性11%、アジアのカンボジアで女性3.5%。男性2.4%。世界全体で15〜24歳の感染者は女性640万人、男性390万人の合計1030万人。
 若者の場合、女性の感染者は男性の2〜4倍。また10代の少女を20代後半から30代、40代の男性がセックスの対象としているので、男女間の感染の年齢差が生じている。
 2006年に日本の感染者は2万2000人になると推測されている。国連の推計では、4200万人のHIV感染者がいて、年間500万人が新たに感染し、310万人がエイズで死亡している。日本も、もっと取り組むべき課題だと痛感させられる。

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