弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年9月 1日

夫婦で暮らしたラオス

著者:菊池良一、出版社:めこん
 NHKのディレクターを退職したあと、シニア・ボランティアとしてラオスで2年間、農業普及番組の制作指導にあたった著者の毎日を再現した本です。
 治安の心配がないわけではありませんので、ガードマンを2人も3人も雇い、メイド1人、運転手1人が別にいて、広い家に住んで生活します。ラオス語が話せないもどかしさを感じながら、現地の生活に少しずつ溶けこんでいく様子が、読み手の心をなごませます。 「スローライフの2年間」というサブ・タイトルどおりの時間の流れでした。こんな交流をもっと日本人はすべきなんだ、そう思いました。

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