弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年7月 1日

鳥の雑学事典

著:山階鳥類研究所、出版社:日本実業出版社
 わが家の庭の常連は、キジバト、スズメそしてヒヨドリです。たまにカササギそれにジョウビタキがやってきて、メジロやツグミもときどき顔を見せます。春先にサクランボの実が赤く熟れていたときには、カワラヒワが30羽ほど群がってやってきました。スズメの大きさですが、背に黄色い帯があり、くちばしが肌色なので、スズメと間違えることはありません。下の田には白いチュウサギがじっと止まってカエルを狙っているのをよく見かけます。散歩の途中の小川にマガモが1羽ひそんでいたのには驚きました。下流の方で、橋の上からさかんにパンくずを投げている人々を見かけましたが、マガモにエサを与えていたのです。
 ツバメが4月に入ったとたんに路上を低く飛ぶのを見かけました。冬のあいだはどこにツバメはすんでいるのか不思議に思っていました。フィリピンやタイで冬を過ごしていることを、この本で知りました。2週間で2000キロも移動するというのですから、すごい速さです。
 鳥は小便をしません。そのかわり、ほとんど水を飲まず、食物中の水中だけで生きています。鳥の生態を知れば知るほど、良くできているものだと感心します。
 オシドリ夫婦は、実は浮気もの同士で、オスは、他のオスと浮気をしないようにメスに寄りそってガードしているだけ、というのです。オスは子育てにまったく関わりません。
 羽があって自由に空を飛べたら、どんなに気持ちがいいだろう。子どものころから私はずっと夢見てきました。

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