弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年5月 1日

藩校早春賦

著者:宮本昌孝、出版社:集英社
 少年剣士たちが活躍する時代小説です。実は、3月に高校を卒業したばかりの娘にすすめられて読みました。小さな藩内にもいろいろな確執があります。ふりかかってくる火の粉を払うことも必要です。といって、まだ成人していない少年剣士たちに果たして何が、どこまで出来るのか・・・。
 青春ものの明るい時代小説として楽しく読みました。次はどう展開していくのか、ワクワクしながらページをくっていく楽しみがあります。しばし少年のドキドキする心を取り戻してくれた新時代小説でした。

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