弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年4月 1日

となりのコリアン

著:在日コリアン研究会、出版社:日本評論社
 久留米の馬奈木弁護士の長男の馬奈木厳太郎氏も著者の1人です。というか、厳太郎氏が久留米で憲法を講義するのを拝聴して感心したので、そこに並べてあったこの本を買って読んだというわけです。
 「在日コリアンの子どもたちに対する嫌がらせを許さない若手弁護士の会」という長い名前の団体があります。福岡で司法修習をしていた杉尾健太郎弁護士(東京)が代表です。
 在日コリアンをはじめ、日本にいる外国人と仲良くしていくのは、地球に生きる日本人にとって必要不可欠のことなのです。いま、拝外主義の風潮が日本社会に広がりつつあるのを、私も心配しています。日本社会がゆとりと寛容のこころを喪いつつあるということだと思います。戦争やテロのない平和な国際社会を築きあげるのは、私たちみんなの責任です。

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