弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年3月 1日

あきらめの壁をぶち破った人々

著者:中尾英司、出版社:日本経済新聞社
 実用企業小説と銘うたれています。大企業における業務改革プロジェクトをたちあげ、様々な困難と障害を乗りこえていく様子が描かれています。小説ですから、フィクションが多分に入っているのでしょうが、実話を元にしているというだけに、生々しくもあり、教訓も引き出しやすく整理されています。なにより、会社に勤めたことのない私にも、企業内の業務改革がいかに困難なものか、よくよく想像できる本でした。
 最後のあたりに、メルマガを活用して情報伝達したという話が出てきます。私も日刊メルマガを1年間続け、大きな手ごたえを感じた経験がありますので、その点は大いに共感しながら読みました。

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