弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年2月 1日

遺伝子が解く愛と性のなぜ

著者:竹内久美子、出版社:文芸春秋
 著者は47歳、京都大学理学部に入学して動物行動学を専攻しました。「週刊文春」に連載したものをまとめた本です。目からウロコが落ちるとは、このことを言うのでしょう。人間についての驚くべき秘密が次々にバクロされていくのを知るのは快感でもあります。
 女はダンナとの間に2人くらい子をつくったあと、急に浮気に目覚める。アリバイ工作のためにダンナとも交わるが、浮気相手にはより受胎の確率の高い日を無意識のうちに提供する。人間の男が女よりも方向感覚が優れているのは、狩りのためではなく、女を求めてあちこちうろついていたから。
 パチンコなどギャンブルはうつに対して絶大な効果がある。多くの人がギャンブルにはまるのは、うつが軽減されるからではないか・・・。
 うーん、なるほど、なるほど。そうなのか・・・。

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