弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2004年1月 1日

おいしいフランス、極上の素材を訪ねる

著者:相原由美子、出版社:岩波アクティブ新書
 いかにも新鮮で美味しそうな食材が写真つきで紹介されています。口の中に自然とツバがわき、ヨダレが垂れてきそうになります。
 アスパラガスは3年ほど前からわが家の庭でも伸びてくれています。旬には、毎朝のように採れたてを味わうことができます。緑で細いものです。電子レンジでチンして熱々のアスパラガスを堪能します。産地直送そのものです。田舎にすむ良さのひとつです。
 ロックフォール(チーズ)は、地下の洞窟で3ヶ月以上熟成されたものでなければ名乗りを許さないという法律がフランスにはあります。モリーユ(キノコ)は食べたことがありますし、美食の本場リヨンで川カマスのクネルも味わいました。でも、トピナンブールという、色と味がさまざまなトマトなど、知らない野菜も紹介されています。
 ダイエット中であることをしばし忘れ、味わいを想像しながら車中で読みふけりました。目の前には、デパ地下のチキン南蛮弁当を置いて、その落差のあまりの大きさを嘆きつつ・・・。

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