弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2003年12月 1日

マルチニック・モナムール

著者:渡辺眞紀子、出版社:三元社
 いま、NHKラジオのフランス語講座の応用編はカリブ海のグアドループ島生まれの女性作家マリーズ・コンデの自伝的エッセイを題材としています。カリブ海にはフランス海外県があります。マルチニックもそのひとつです。かなり前のことですが、『マルチニックの少年』という映画を見たことを思い出しました。アフリカの映画と思いこんでいましたので、この本を読んで間違いに気がつきました。
 ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌは、マルチニックで生まれたクレオール女性(植民地で生まれた白人)だというのも初めて知りました。松江に住んだラフカディオ・ハーンは日本に来る前、マルチニックにいたそうです。
 澄んだ海とジャングルのある島のようです。最近、治安が少し悪くなったとはいえ、ハイチほどひどくはないとのこと。フランス語が通用する国なので、一度は行ってみたいと思います。フランス語を勉強していると、こうやって視野が広がるのが嬉しいのです。
 11月23日、秋晴れの日曜日、仏検一級を今年も受けました。いつものように、出だしの問題は、さっぱり歯がたちません。惨敗です。みじめな気分に陥ります。それでも、長文読解のところで何とか盛り返し、続いて、書き取り、聞き取りでは点数を少しばかり稼ぐことができました。これも毎朝のレッスンの成果です。結局のとこと、辛うじて70点に至るかどうかというところでした。

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