弁護士会の読書

※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。

2003年10月 1日

佐伯チズの頼るな化粧品

出版社:講談社
 お化粧なんかに縁のない男の私がどうしてこんな本を読んだのか。もちろん、すべての女性に、いつまでも若々しく美しくあってほしいからだ。厚化粧で嫌な感じを与えるのも困るけれど、髪の毛はボサボサ、身なりを全然かまわないなんていうのは、もっと困る。
 朝のメイクは、これから始まる一日の戦闘服。この言葉を目にして、正直いってのけぞるほど驚いた。そうか、女性は、朝、家を出るとき戦場へ戦いに出かけるのか・・・、と。男性も家の外に7人の敵がいると言われているけれど、女性は、もっと多いのかもしれない。
 この本には化粧品のつかい方についてきわめて実践的な注意がたくさんある。技術的なことはさっぱり分からないので、紹介を省略する。気のついたところを2つのみ書き出してみよう。
 30代からのメイクには意外性は不要。求められるのは知性と清潔感、これに尽きる。・・・これはまったく同感だ。週に一度は、お肌の断食。家に帰るとすぐにメイクを落とし、休日は一切メイクをしない。・・・なんだか、よく分かる心境だ。
 著者は1日2人に限定した完全予約制の美容サロンを開設している。すごーく高いんだろうな、と思う。それにしても、高校を卒業して以来、水着を一度も着たことがなく、海水浴にもスキーにも行ったことがないというのだから徹底している。やはり、何事によらず、プロは違う。

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